MENU

岐阜 土岐 大竹醤油醸造場

2016.08.30 research

素材を考える。昔ながらの豆味噌 

岐阜県土岐市の大竹醤油醸造場さんを訪ねました。
戦後から商店を営みながら、味噌や醤油造りを家族で行っている醸造所。現在自家醸造で木桶仕込みの豆味噌を作っている。
特に注目したいのが、材料。通常味噌を作る行程の中で、
麹作りの際に水分をおさえる為、小麦粉を使用する。
しかし、こちらでは”米ぬか”を使用している。理由はアレルギーをださないため、精米の際に出る米ぬかの再利用だということ。
また、”日吉”という商品の味噌にはモンゴルの古代塩と発芽玄米が入っている。
味噌に使う塩で日本の海塩以外が入っていることに驚きました。
確かに岩塩ならではのミネラルやまろやかな味から、
野菜や穀物と相性の良いので、
それを実行した先代はすごいと思いました。

実食でわかるようにこちらの味噌は豆味噌ながら、
米麹を少しブレンドし、きつすぎない辛さが魅力。
野菜の味噌漬け、甘めの味噌との相性もいい。

今回親子でご案内してくれましたが、蔵を続けて行くことの難しさと懸命さを知りました。良い蔵はずっと続いてほしいですね!